そのバッグのあまりの可愛さに、ジャマイカ人女性たちが“Too Cute(トゥーキュート)!”と言ったことからブランド名が付けられた2 qute collection(トゥーキュートコレクション)。本当にどれも可愛らしくて、見ているだけでワクワクするメイド・イン・ジャマイカのバッグを、今年CHAKA CHAKAオンラインストアで販売することになりました。
もちろん、日本初上陸です!ここでは、ブランドオーナーさんとの出会いや、今回取り扱う製品についてご紹介します。
カバン作家のアンドレアさんとは、Conu’co Market (コヌコ・マーケット)というメイド・イン・ジャマイカ商品のみ出店が許される、ローカルにも人気のバザールで出会いました。コロナ以前の、2019年のことです。
会場であるGrizzlys Plantation Coveはコヌコ・マーケットの他、ジャマイカ三大フェスのひとつであるRebel Salute(レベルサルート)というレゲエコンサートが開かれることでも有名です。毎年1月に開催されるRebel Saluteを観て「また今年も始まったな」と1年の始まりを実感するのですが、残念ながら2021年はコロナウイルスの影響でオンライン開催となりました。
100を超えるブースが並ぶConu‘co Marketは、食品、ファッション、コスメなど、そのほとんどがハンドメイドで、オーガニック製品もたくさん見られます。出店者の大半がジャマイカ人の小規模企業家で、各々のスキルを活かした製品をずらりと並べて販売しています。
この日、アフリカンファッションブランドを持つ筆者の友人も出店しており、通りすがる入場者に「ハロー、こんにちは!どうぞ見て言ってね」と声をかけ、商売に精を出していました。
Conu‘co Marketの広い会場をぐるり一周すると、可愛らしいバッグがたくさん並んでいた2 qute collectionのブースに目が留まりました。
「すごく素敵ですね!このバッグ!!」と思わず声をかけていた筆者。蝶ネクタイが付いたクラッチバッグに心奪われたその時の私の写真がこちら。
写真で筆者が履いているアフリカンのロングスカートは、友人のブランドAMA Bにオーダーメイドして作ってもらったもの。ジャマイカには素敵なメイド・イン・ジャマイカ製品がたくさんあるんです!
アンドレアさんとその場では連絡先を交換しなかったのですが、今年CHAKA CHAKAでメイド・イン・ジャマイカ製品を買い付けることに決めてから「あの人のカバン、もう一度見たいな」と彼女のことを思い出しました。というのも、アンドレアさんの製品を見た時、デザインが素敵で目に留まったのはもちろんですが、彼女のブースを見た時に「この人の製品は他と比べてかなり質が良いな」という印象を受けたのをはっきりと覚えていたからです。
ジャマイカにはたくさんの才能あふれる作家さんがおられますが、高品質に慣れている日本人から見ると「うーん、この縫い目ちょっと雑だな」とか、「この仕上げもうちょっと丁寧にしてくれたらいいのにな」と感じることもあります。それとは対照的に、アンドレアさんの製品はとにかく仕上がりが美しい。素人のこちらがあれこれ言わなくても「仕上がっている」のです!!
インスタグラムを通してコンタクトを取り、彼女の製品を日本で販売したい旨を伝えると「もちろんオッケーよ!」と快諾してくれたアンドレアさん。コロナの影響で出店機会が減り在庫をあまり持っていないということでしたが、CHAKA CHAKAのために製品を作ってくれることになりました。おおよその注文内容をこちらで決めて、指し色や裏地などの細かい部分は彼女から「こういうのはどうかな」とアドバイスをもらいながら、オーダーリスト作りを進めました。
安定した品質であることはもちろん、どの製品を手に取ってもアンドレアさんのセンスが光っています。また、ほんの少しの情報から日本人の好みを掴み取ってくれた彼女の勘の良さに「これぞプロフェッショナル」と筆者も脱帽しているところです。
日本の皆さんのハートをガッチリ掴むに違いないキュートなバッグが出来たことは写真を見て頂いた通りですが、2 qute collectionのバッグは使いやすさにもこだわっています。見た目のコンパクトさの割には容量が大きくて、スマホや小物が楽々入ります。内ポケットなどの機能も嬉しいですね。
今回は女子向け製品だけではなくメンズも使えるユニセックスのショルダーバッグも仕入れていますので、男性の方もぜひCHAKA CHAKAオンラインストアを覗いてみて下さい。レゲエファンやジャマイカファンにはたまらないデザインになっています。
2 qute collectionの全ラインナップは、CHAKA CHAKAオンラインストアで見ることができます。
アンドレアさんにも、他の職人さん同様、カバンづくりを始めた経緯や仕事に対する思いを語って頂きました。インタビュー動画も準備中ですので、そちらもお楽しみに!