SDGs

1. 貧困をなくそう

ジャマイカでは経済格差が大きく、物価が高く(※1)賃金が低いため(※2)、貧困に苦しむ人が多くいます。身体、知的、精神などに重度の障害を持つ人が仕事に就ける割合は極めて少なく、大多数の重度障害者が貧困状態にあります。NPO法人LINK UP JAJAはこの問題に取り組むため、2021年に「ジャマイカにおける障害者の居場所づくり事業」を立ち上げました。特別支援学校の卒業生である知的障害を持った若者、ストリートで物乞いをして命を繋いでいる身体障害者などを対象に、大阪生まれの織物「さをり織り」を通して、障害者のしごとづくりに取り組んでいます。

※1  ガソリン(90)1ℓ約180円(2024年6月現在)。ジャマイカ一人当たりのGDPは6,047米ドル(2022年世銀)で、日本の34,017米ドルに比べると5分の1ほど。
※2 ジャマイカの最低賃金は8時間労働・週5日で週給約15000円(2024年6月現在)。

3. すべての人に健康と福祉を

ジャマイカでは貧困者救済制度や障害者支援制度が未整備であるため、障害者や貧困者など社会的に脆弱な人たちが十分な支援を受けられていません。日本の生活保護や障害基礎年金のような福祉制度が整っていないため、重度の障害を持つ人たちは入所施設で一生を過ごすか、親に面倒を見てもらうしか選択肢がないのが現状です。面倒を見てくれる親族に恵まれない場合や、保護者が亡くなった後、ホームレスになる障害当事者も多くいます。NPO法人LINK UP JAJAは、障害者や貧困者が十分とは言えずとも今ある福祉サービスを最大限利用するための支援を行っています。必要に応じて障害当事者と共に省庁に同行して手続きを行う他、町内会グループと協働して地域の貧困者を支援することで、福祉サービスへのアクセスを実現しています。

7. エネルギーをクリーンに
そしてみんなに

障害者のしごとづくりとして取り組んでいる「さをり織り」は電気を必要としません。また、古着を割いて織り込む「割き織り」や、糸くずを織り込む「もったいない織り」、ココナッツやバナナの木を織り込んだ「自然織り」など、環境にやさしくサステナブルな織物に取り組んでいます。

8. 働きがいも、経済成長も

特別支援学校などの学校を卒業した後、ジャマイカの障害者は就労や社会参画の機会にほとんど恵まれません。障害を持つ人たちが社会と繋がって生きる「居場所」を確保し、ものづくりによって収入を得て自立した生活を目指すための支援として、「障害者の居場所づくり事業」に取り組んでいます。

10. 人や国の不平等をなくそう

「中進国」に位置付けられるジャマイカでは、開発が進み都市部で大きなビルの建設が盛んである一方、貧しい人は貧しいままで「底上げ」がなされているとは言えない状況です。障害を持つ人たちはなおさら、経済発展の恩恵を受けられていません。NPO法人LINK UP JAJAは「さをり織り」の活動などを通して人々に障害者の可能性や魅力を知らしめ、社会に支援の必要性を訴えることで、ジャマイカがインクルーシブ社会に一歩でも近づくよう活動を続けています。

12. つくる責任、つかう責任

手織りする「さをり織り」は全て一点もので、障害のある人がそれぞれのペースで取り組むため制作にも時間がかかり、大量生産することが出来ません。障害を持つ人たちが丁寧に手織りした一点もののさをり織り製品は、値段は安くないかもしれないけれど、商品を購入することでジャマイカの障害者を支援できるという付加価値があり、大量消費社会と相反する精神を持っています。

16. 平和と公正をすべての人に

障害があるからといって就労や社会参画の機会に恵まれないのは差別です。NPO法人LINK UP JAJAは「すべての人に居場所を」というスローガンを抱え、障害者などの社会的に脆弱な人たちが社会と繋がって、自分の地域でいきいきと暮らすことを目標に支援しています。また、日本に向けて国際協力への関心を高めるため講演活動を行う他、異文化理解や国際交流を目的としたイベントの主催、また後援を行っています。

17. パートナーシップで目標を達成しよう

NPO法人LINK UP JAJAは法人の活動や精神に賛同頂ける企業や団体の皆さまとパートナーシップを結び、活動の輪を広め、SDGsの目標達成に貢献します。