ジャマイカの障害児とむきあう作業療法士!あゆみさんに聞くvol1

社会格差が大きな課題となっているジャマイカ。その中でも女性や子どもたち、障害者の方たちはより厳しい生活を強いられているのが現状です。今回から2回に分けて、ジャマイカの障害をもつ子どもたちが直面する現実とジャマイカの社会福祉について、ご紹介していきます。

お話を伺ったのは、代表永村の同期でもある2018年度4次隊、ジャマイカ派遣のあゆみさん!作業療法士としてNGO団体CBRJで活動されていたあゆみさんに、がっつり2時間インタビューをさせて頂きました。

  <目次>

1、作業療法士ってどんなお仕事?

2、活動先、CBRJとは

3、気になる現地での活動

4、日本とジャマイカの違い

5、再派遣したら何をする?

1、作業療法士ってどんなお仕事?

筆者
筆者

そもそも作業療法士とはどんなお仕事なのでしょうか?

医療関係のお仕事をしていない一般の方には、なかなか想像しづらいのではないかと思います。ちなみに私も全くイメージが付きません。

というわけで、改めましてあゆみさんよろしくお願いいたします!

よろしくお願いします。

作業療法の仕事は、実際に作業療法をしていても伝わらないことがあるので確かに難しいですよね。哲学としては「作業をすることで人は健康に幸せになる」といわれていて、日常生活でいうと朝起きたら顔を洗って、ご飯を食べてとか、学校に行って、仕事に行って。とかそういう作業(占有している活動、occupation)の積み重ねがその人、その人の人生を作っています。

だから、もし障害を持ってトイレができなくなれば自分の尊厳が下がりますし。その子に合わないレベルの難しい課題ばかりさせられていたり、子どもにとってもみんなができているのに自分だけできなかったら自信を失ってしまいますよね。そしてその作業も和式便所なのか洋式便所なのかなどの文化習慣の違いで、満足する作業も変わってきます。

筆者
筆者

患者さん一人ひとり違うゴールを持っているんですね。

自分の日常生活を、“作業の連続”という観点で見たことはなかったのですが、確かに小さなケガでも“いつも通りの当たり前の作業”が思うようにできなくなるだけで、ものすごいストレスを感じていました。持っている力を作業を通して最大限に引き出すことで、自分の尊厳が保てるということなんですね!

筆者
筆者

そうなるとジャマイカと日本では文化的背景も生活も全く違って、苦労したところも多かったのではないでしょうか?活動先のCBRJはどんなNGO団体ですか?

2、活動先、CBRJとは

障害をもつ子どもたちが通ってくる施設です。

私が活動していた時は、2歳から13歳の子まで。脳性麻痺、知的障害、ダウン症、自閉症、ことばの発達がゆっくりな子たちがいました。基本的にはセルフケア、特にトイレの自立していない重度な子が多かったですね。ジャマイカの学校にも特別支援学校は一応あるんだけど、トイレが自立していないと受け入れてもらえなくて。

キングストンなら障害が重くても行ける場所はもっとあるんだけど、私が住んでいたマンデビルっていう、首都から2時間ぐらいの都市には障害のある子どもたちを預かってくれる施設が少なくて、そういう子たちが日中過ごす場所として来ていました。

マンデビルの朝のまちの様子。 ここの通りに市場と服や日常品、携帯電話、雑貨などいろんな商店がそろっている。

でもちゃんとした教師の資格を持った先生はセンターマネージャーっていう施設長だけで、あとは本当に地域の子育ての経験しかない人たちがスタッフとして働いていました。

歴史はまあまあ長くて1980年代ぐらいからNGOの団体はあったんだけれども、NGOの本部はスパニッシュタウンていう昔首都だったところにあって、私がいたその支部は私が配属される半年前に再開したばっかり。お金がなくて5年ぐらい閉まっていて、教育省からお金が出てやっと再開したところでした。だからほとんどのスタッフは再開してから初めて雇われたスタッフばかりの状況でしたね。

同僚大集合!

筆者
筆者

地元の特別支援学校に行けない子どもたちにとっては、外の社会に関われる貴重な場所なんですね!再開したばかりの施設に、経験の浅いスタッフ。。なかなか厳しい状況が伺えます。

教育省からお金がでてというお話でしたが、運営資金はすべて教育省からでていたのですか?

スタッフの給料自体は教育省から出ています。それが出るようになったから、たぶん再開できるようになったのかな。それ以外は寄付から成り立ってる部分が大きくて。デジセルっていう携帯の会社が、デジセルマラソンみたいなイベントをしたりして、参加費とか協賛のお金を集めて分配してくれます。

Digicel マラソン 夜開始だったので真っ暗です…..

そういう企業から寄付があるのと。ジャマイカはすごく貧富の差があるから、お金持ちの人が寄付をしてくれます。お金持ちの人たちは身につけているものが全然違います。あとは教会からの寄付ですね。

そんなに高くはないんだけど、子どもの家族から徴収する教育費とか。最初入るときに、聞き取りをして子どもの今の発達レベルを聞くアセスメント料と、学期ごとの授業料もあって、それでやっと成り立っていました。

筆者
筆者

政府に企業に教会まで支えてくれる場所が多いのはとても素晴らしい環境ですね。筆者がいたアフリカのザンビアだと、「給料が未払い→仕事のモチベーションが上がらない→売り上げも上がらない→給料が支払えない」みたいな悪循環に陥っているところはとても多かったので。スタッフの給料がきちんと確保されているというのはとても大切なことだと思います。

筆者
筆者

具体的にはどんな活動をされていたんですか?

3、気になる活動内容

なる現地での活動

子どもの数がものすごく多くて、なかなか大変なところもありました。

再開したばかりだったのもあって、私が赴任した時は子どもが5人しかいなかったんだけど、いろんな人が広めたりとかスタッフも宣伝したりして、9月の新学期には30人ぐらいになって。なのにスタッフが5人ぐらいしかいない状況でした。

重度な子が多いから、ご飯食べさせたりオムツ替えたりに時間が取られるし。逆に動けるけれども走り回ってる子もいるから。最低限ご飯はあげるし、オムツは汚くならないように頑張るけど、もうそれでへとへとみたいな感じでしたね。最初は。なんとなく成り立っていました。

資格もないというのもあるし、いつ何するかの枠組み、誰が何をするかも全然決まっていなくて、このだいたいのスケジュールも子どもが増えて4ヶ月後くらいにやっと定着していきました。

みんな大好き!おやつの時間 
photo by たかのてるこ

筆者
筆者

障害のタイプも色々ある2歳~13歳の子どもたちを5人のスタッフでみていたんですか!?

カオスな状況が目に浮かびます。それだけでも脱帽ですが、施設以外でも色々活動されていたんですよね?

そうですね。その施設だけを見ていたら、ジャマイカに求められている作業療法士像とか、その子たちにとって必要なことが見えてこないような気がして、地域に行って、施設が地域にとってどんな役割を担っているとか。子どもたちが社会参加をするために、今学校に入れてもらうためにはどんな要素が必要かとかを知りたかったんです。

それで首都にある障害者登録を管轄している労働省に行って、CBRJにいる重度の子たちが、卒業したあとに行く場所だったりとか、障害者に対するサービスの詳しい条件を聞きに行ったりしていました。

地元の小学校

マンデビルの地域にできたばかりの障害児のアセスメントセンターがあって、そこではどんなサービスを提供しているかを見に行ったりとか。一般の幼稚園(ベイシックスクール)や小学校で子どもたちが求められている作業スキルを確認したり、先生が障害を持った子どもたちにどんな考えを持っているか聞きに行ったりとかもしていましたね。

筆者
筆者

作業療法士のお仕事についてのお話であったように、子どもたちが置かれた文化的背景や環境を知ることがとても大切なんですね。それにしてもあれだけ毎日の仕事が忙しそうなのに、施設の外でもアクティブに活動されていたことが尊敬です。

活動をしていくなかで、どんなところで日本とジャマイカの違いを感じましたか?

4、日本とジャマイカの違い

日本だと子どもは遊ぶもの。って感じだけど、ジャマイカのベイシックスクール(4~6歳の子が通う幼稚園)は読み書き計算ができるようになるための勉強をするところという印象でした。

滑り台1つ滑るにしても数字のカードを渡されて、1番のカードを持っている子は滑っていいよって言われるけどまだ数字が理解できていないので、この子たちにとって難しいことをしているなと思いました。

地元の幼稚園

他にも先生の言うとおりにやらなきゃいけないことが多いかな。工作をするときもヤム芋(紙で?)を作るときに、もう芋の形に切られていたり、絵の具で色を塗るんだけど、絵の具の量もこれくらいって渡されて、こういう風に塗りなさいまで言われて。言われたとおりにやるんです。それでもカリキュラムの目標にはクリエイティブ、創造性を養うって書かれてました。笑

先ほどのお話ともかぶってくるのですが、生活とかをイメージするのに、前提が日本と違うのでそこは難しかったです。寝るのはお布団ではないし、土足の文化だから床でハイハイするのも限られた場所で。

ジャマイカの人のスタンダードが分からないから、それを飽くなく探求していました。

筆者
筆者

絵の具の色も、塗り方も指定されて、クリエイティブを養うのはなかなか難しそうですね笑

幼稚園児は思いっきり遊んだほうがいいのか、勉強したほうがいいのか、どちらが絶対に正しいというのはないと思うのですが、個人的には幼稚園の時に勉強しなくてすんでよかったなと思います。体を使って全力で遊べる時間は、人生の中でそんなに長くないですからね。

筆者
筆者

今後、コロナが終息したら再派遣も考えているとお伺いしました。現地の戻ることができたらどんな活動をしたいですか?

5、再派遣したら何をする?

お世話になった同僚とその娘さん、よくCBRJに遊びに来てくれて日本のことを興味を持って聞いてくれました。

具体的には戻ってから考えようとも思っています。

でも活動中はセンターでの活動に一生懸命で、子どもを連れてきてくれる親とたまにおしゃべりするぐらいで、親にその子の持つ力を伸ばすためにどんなことに取り組んでいるか、家でどんなふうに過ごすとそれが生かせるか、その子に何が必要かとかをきちんと伝えられずに帰ってきてしまったことが心残りです。

あとまだ学校が再開してないのでずっと家にいて、親と関係がうまくいっていない子どもや、家庭環境が複雑で子どもとして必要な世話を十分に受けられていない子も中にはいたので、とても気になっています。

なので再派遣ができたら、家庭訪問をして、家庭の状況とかを知って、もう少し子どもと家族に向き合うこと。できたら自分の配属先の中だけではなく、コミュニティーの情報を集めたり、JICAの研修で知り合ったジャマイカの人たちと協力して、セルフアドボカシー(支援される立場ではなくて、自己決定を行う主体であることを主張し実践していく権利擁護の活動)の取り組みも行ってみたいなと思っています。

でもまだ再派遣されるか未定ですし、そのときに自分の状況が整っているかもわからないし、状況も変わっていそうなのであくまで想像ですね。

筆者
筆者

戻ってからもやることがたくさんありますね!日本だけでなく世界のコロナウィルス感染症が1日も早く終息することを願っております。

今回は、作業療法士は何か?というところから、あゆみさんのジャマイカでの活動やジャマイカと日本の違いについてお話を伺いました。次回はさらに具体的に、障害のある子どもたちが置かれている状況や、あゆみさんの生徒さんたちについてお話していきます。

お楽しみに!

環境保護と開発の狭間で。ジャマイカのSDGsを考える。

<目次>

1環境教育隊員としての活動

2、ジャマイカのごみ事情

3、相反し対立する住民の利害関係

4、ジャマイカの水源、コックピットカントリー

5、ジャマイカの持続可能な発展に寄与するには

1、環境教育隊員としての活動

筆者は青年海外協力隊時代、美しいカリブ海を誇るジャマイカの北海岸に位置するセントアン県(St. Ann)環境教育隊員として活動していました。「セントアン県内の100を超える学校を対象とし、巡回訪問によって環境教育活動を行う」という要請内容でした。

世界各国に派遣される青年海外協力隊員は、おおまかな要請が与えられるものの、具体的な内容は隊員が自分で調査し、活動計画を作成します。自分のやりたい事、面白いと感じる事を取り上げて活動するので、同じ要請内容であっても活動内容は十人十色です。

以前のブログで紹介したように、筆者は2019年4月に2年間の任期予定でジャマイカに派遣されましたが、2020年3月末にコロナウイルス感染拡大の影響で緊急帰国となりました。任期半分の1年を残して帰国し、その後日本でNPO法人LINK UP JAJAを立ち上げ、2021年1月ジャマイカに自力で戻ってきた経緯があります。

配属された地域の農業ショーにて 2019年11月撮影
配属された地域の農業ショーにて 2019年11月撮影

訪問先の学校で行っていた環境教育授業では、可愛いアザラシのあかちゃんの写真を子供たちに見せて「きゃーカワイイ!」と喜ばせた後、そのアザラシの首にゴミが巻き付いている可哀想な写真を見せて「ひぃー!」とショックを受けさせるのが導入の定番でした。

筆者                         「今アザラシの赤ちゃんに何が起こっていますか?」

子供たち                 「ゴミが首に巻き付いて苦しんでいる!」

筆者                         「この後このアザラシはどうなるだろう?」

子供たち                 「死んでしまうかもしれない・・・」

筆者                         「どうすればこんな可哀想なことを防げるかな?」

子供たち                 「ゴミを海に捨てない!」「ポイ捨てを止める!」

と、だいたいこんなところに落ち着きます。さらに、「ゴミだと思うものでも、使い方によってはゴミじゃなくなるよ」とリサイクルのアイデアをいくつか紹介し、その後リサイクル工作を行うのがお決まりのパターンでした。この授業は大変好評で、特にペットボトル風車作りのワークショップは子供だけでなく、時に教員をも熱中させました。

褒められることが少ないのか、筆者に褒められたくて完成品を持って来ては押し合いへし合いになる子供たちが懐かしい
褒められることが少ないのか、筆者に褒められたくて完成品を持って来ては押し合いへし合いになる子供たちが懐かしい。

ジャマイカには図画工作授業が無い学校もあり、工作そのものが刺激的で喜ばれます。ハサミなどの道具を使い慣れていない子供も多く、四苦八苦しながらも一生懸命取り組んでいました。小学校の頃、図画工作の授業が大好きだった筆者は、ジャマイカの子供たちにも図画工作の楽しみを知って欲しい、創造性を育んで欲しいという思いから、活動後半の出張授業ではほぼ毎回リサイクル工作を行いました。

新聞で兜を作るワークショップも人気メニューのひとつだった

工作の過程で特に人気だったのが絵具です。普段手にすることがない絵具を見て輝く子供たちの目が、色塗りに熱中して真剣な眼差しに変わります。この集中して取り組む時間が、子供たちにとってとても大切な時間だと感じました。

そして「ジャマイカの子どもたちに褒められる機会がもっとあったらいいのにな」と普段から感じていた筆者は「素敵だね!とっても上手に出来てるね!才能あるよ!」という具合に、子供を褒める時はベタベタに褒めます。すると子供たちは恥ずかしそうに、そして誇らしげに輝く笑顔を見せてくれました。

図書館のサマースクールでティッシュの芯を使ってペン立て作りを行った時の子供たち作品

道具の取り合いで喧嘩が起こるのは日常茶飯事で、「先生分からない!こっち来て教えて!」という声も重なり、教室はいつもカオス状態に。「みんな一回黙って説明を聞いてー!」と叫んでいるこっちの喉がガラガラになり、授業の後はいつも汗だくでへとへとでした。

それでも、自分がカラフルに塗ったリサイクルおもちゃを持って、満面の笑みで「先生見て!」と寄って来る子供たちに癒され、また翌日も別の学校に出かけていく日々が、今となっては懐かしく感じられます。

地域の教会で夏休み中の子供を預かるサマースクールに出張授業へ。カラフルに塗ったペットボトル風車に喜ぶ子供たち
地域の教会で夏休み中の子供を預かるサマースクールに出張授業へ。カラフルに塗ったペットボトル風車に喜ぶ子供たち

ジャマイカの子供たちと過ごした時間を懐かしく思い出しながら、彼らが一年以上学校に通えていないことを思うと心配です。ジャマイカではコロナウイルス感染拡大の影響で、昨年3月末から対面授業をほぼ全面中止しており、このままいけば新年度の今年9月まで開校がないかもしれません。

インターネットやタブレットを持たない家庭の子どもたちがオンライン授業を受けられず、勉強が大きく遅れていることもそうですが、複雑な家庭の子供たちの逃げ場がないのは憂慮されるべき状況です。日本同様、コロナ以後ジャマイカでも家庭内暴力や性暴力の被害が多く報告されており、中高生の早期妊娠も問題になっています。一日も早い学校再開を願ってやみません。

2、ジャマイカのごみ事情

公設市場のごみ置き場が不衛生で長年問題になっている
Brown’s Town Market(St. Ann) 出典:Jamaica Gleaner

ジャマイカでは近年、政府の取り組みなどによってゴミ問題が話題にされ「リサイクル」という言葉はわりと定着しています。しかし実際のところ、国としてのリサイクル機能はまだ十分ではありません。

例えば、ジャマイカのあちこちに山積みになってポイ捨てされるペットボトルを、政府から委託された業者が「リサイクル」を掲げて回収しますが、それらのペットボトルが圧縮され海外に売り渡され、その先どうなるのかが見えません。

清涼飲料水会社が学校単位でペットボトルを回収し、より多くのペットボトルを集めた学校に賞品や賞金を贈るキャンペーンを毎年行っており、筆者もある学校の環境クラブのペットボトル集めに協力した経験があります。

学生や担当教員が汗を流しゴミ拾い活動をすることは素晴らしい行為ですが、活動の目的が「ペットボトルをたくさん集める事」に置き換わってしまい、本来の目的であるゴミの削減には繋がっていない印象が否めなかったことは残念な点です。とは言え、キャンペーンにエントリーするために各学校が「環境クラブ」を設立し、部員によって何らかの環境保護活動が行われることは、ポジティブなアクションであると思います。

一生懸命ゴミ拾いをする環境クラブの学生たち

そもそも、日本が細かくゴミを分別し再利用できるのは、税収あってこその仕組みですから、それをそのままジャマイカに当てはめるのは無理があります。ごみ焼却施設の建設や維持は資金的に難しいため、ジャマイカでは埋め立て方式が採用されていますが、埋立地はもうどこもいっぱいで、積み上がったごみが自然発火して大火事になったり、埋立地の近隣住民から有毒ガスによる健康被害が出たりして問題になっています。

埋立地で時折大火災が起こっており問題になっている。
Riverton Waste Disposal Site 出典:Jamaica Environment Trust

ジャマイカ政府はゴミ削減のため、テレビやラジオで繰り返し生ごみや紙ごみを家庭用コンポストで自己処理するよう訴えていますが、それを採用している人は多くありません。筆者はジャマイカでは生ごみは全て裏庭のコンポストで、日本の実家では家庭用屋内コンポストで処理しています。生ごみが一切出ないので、我が家のごみの量は極めて少なく「ゴミが減って肥料が出来る、こんな得なことはない」と実家の母も大喜びですが、始めるまでが億劫なのか日本でもジャマイカでもあまり広まらないようです。

実家で愛用の家庭用コンポストセット「ル・カエル」は臭い無しで虫も湧かない。
肥料になった土を元気のない観葉植物にかけるだけでいきいきと蘇る優れもの。
出典:エコクリーン(販売元)

協力隊として派遣された当初、地域単位でリサイクルを進めることを目標に調査していましたが、色々調べた結果「システムが追い付いていない」という結論に達し、学校や地域単位での分別回収やリサイクル推奨といった活動目標を一旦取り下げました。

そして「頭の柔らかい子供たちの感性に環境保護の重要性を地道に訴えていく」という、まさに与えられた要請そのままの活動計画を立て、出来るだけ多くの学校を訪問して環境教育授業を行う活動にシフトしました。

3、相反し対立する住民の利害関係

出典:Noranda Bauxite

協力隊員時代も現在も筆者の活動拠点になっているセントアン県は、アルミ等の材料になる「ボーキサイト」の産地です。観光業に並んで、ボーキサイトはジャマイカの最重要産業で、外貨獲得の貴重な手段になっています。

ボーキサイトを採掘する際、山の斜面を深く掘り起こすため、環境保護の観点から見ればこれは自然環境を破壊する行為と言えます。そのためボーキサイト会社は、採掘後は土地を再生させ地域農業に貢献することを約束していますが、採掘に反対する人は「地中深く掘り起こした後に土を少し被せるくらいでは破壊された自然環境は元には戻らない」と言います。また、赤土が剥き出しの道路が延々と続く道を車で走っていると、採掘と採掘跡地を農地へと復帰させる行為が同じバランスで行われているとは残念ながら思えません。

出典:Jamaicans.com

2004年のThe Worthington Post紙には「採掘地や製油所から噴出するアルミナ粉塵を吸った近隣住民が呼吸困難など深刻な健康被害を訴えているが、ジャマイカ政府は粉塵と疾患の関係を認めていない」という内容の記事が出ています(“Ill Jamaicans Putting Blame On Bauxite-Alumina Industry” By Carol J. Williams /November 7, 2004)。

この記事の中で「(粉塵の)排出量と呼吸器疾患との関連性の新たな証拠は、健康被害による近隣住民の怒りの声が高まる中『ジャマイカが(観光に次いで)2番目に大きな産業を発展させるために、どのような代償を支払うのか』という疑問を提した」とあります。

負債の多いジャマイカ政府が、主要産業のひとつであるボーキサイトを簡単に手放せない状況は、想像に難くありません。過去に日本でも、水俣病やイタイイタイ病などの深刻な公害があったことは、読者の皆さんもご存じの通りです。ジャマイカでも例外なく、産業発展の裏で環境破壊や住民の健康被害といった問題が存在していることは、否定し難い事実ではないでしょうか。

最重要水源「コックピットカントリー」採掘反対の嘆願書を国会議事堂の書記官に手渡す住民
出典:The Gleaner (Published: Wednesday | September 18, 2019 | 12:09 AM Paul Clarke and André Williams/Gleaner Writers)

憶測の域を出ませんが、今これを書いている筆者は「ひょっとして、たくさんのジャマイカ人の友人知人が副鼻腔炎や喘息の持病があるのは、ボーキサイトとも関係があるのかな?」と疑問に感じています。これまでは、ジャマイカは埃っぽく、交通量の多い都市部では燃費の悪い車がたくさん走るので、埃や排気ガスの影響で気管支系の持病を持つ人が多いのかなと思っていましたが、実際のところは分かりません。一部の学者から、特にアルミナ工場の近隣住民について健康モニタリングが必要との声が出ているようですが、調査が実施されるかどうかは不明です。

一方で、地域にはボーキサイト会社の恩恵を受ける人が少なからずいます。ボーキサイト産業に関わる人はもちろん、土地の再生プロジェクトで一時的に仕事を得る人、ボーキサイト会社が出す奨学金を受けて進学する学生、助成金を受けてアートや地域振興のプロジェクトに取り組む人などがそうです。

筆者も参加した、ボーキサイト会社のイベント会場で行われた農家応援イベントNoranda Expoのポスター

現在はコロナの影響で開かれていませんが、普段は地元で地域振興イベントを頻繁に行い、地元の農家が出店料無料で販売できるファーマーズマーケット、鑑賞無料のスター発掘イベントなど様々あります。筆者自身、協力隊員時代は農家応援イベントを手伝ったり、ボーキサイト会社が主宰する担当者会議に参加したりして、深く関わっていました。

このようにセントアンでは、ボーキサイト産業を巡る住民の利害関係が複雑に絡んでいます。

Noranda Expoの会場

4、ジャマイカの水源、コックピットカントリー

出典:Jamaicans.com

ジャマイカの水の3分の2を供給する最も重要な水源地帯が、コックピットカントリーです。コックピットは、奴隷支配から逃げ出したアフリカ人奴隷たちが隆起の激しい地形を利用して避難民コミュニティを作り、今でもその子孫が指定保護地区で生活していることでも有名です。

そのコックピットがボーキサイト会社によって採掘されている事が問題視されており、環境保護団体や住民によるデモが行われたり、その様子がメディアで大きく取り上げられたりしています。レゲエアーティストや著名人もSNSなどを通して反対表明し、世論に影響しています。

コックピット採掘反対のデモの様子
出典:The Gleaner (Published :Thursday | September 19, 2019 | 12:00 AM)

コックピット採掘反対の世論を受け、2017年11月21日、ジャマイカの首相Andrew Holness(アンドリュー・ホルネス)は、議会で指定されたコックピットカントリーの境界を発表し、この約74,726ヘクタールに及ぶ土地での採掘は閉鎖されるべきであると述べました。

しかしこの土地が保護地域であるとは宣言されておらず、法律で採掘が禁止になったわけではありません。さらには、指定された保護地域から除外されたコクピットカントリーのコミュニティでは、ボーキサイトの探査と採掘が拡大していると言います。

他方、ボーキサイト会社の従業員などによる採掘反対運動に抵抗するデモも起こっています。彼らは「採掘が水源を汚染しているというのは誤報である」といった主張や「雇用を守れ」といった主張をしています。

「ノランダ(ボーキサイト会社)の従業員の99%はジャマイカ人だ」というプラカードを持つ人 出典:Loop Jamaica(LOOP NEWS CREATED : 17 SEPTEMBER 2019)

ある知人は「コックピット採掘反対デモに行こうと友人に誘われ、参加したい気持ちは山々であるが、ボーキサイト会社には何かと世話になっているので参加できない」と話しました。そういう立場の人たちが、ここセントアンでは珍しくなく見られます。

私自身、環境教育隊員として環境保護を唱えつつも、ボーキサイト会社の地域還元イベントで何度もブースを出し、地域の子供たちを楽しませるため汗を流しました。環境を守ろうとする住民と、ボーキサイト会社からの恩恵を受けて生きる住民の利害関係は、原発や米軍基地がある日本の地域でも似たような構造が見られますが、セントアンでもやはり対立する主張や立場の人たちが地域の中でリアルに混在しています。

「ノランダ(ボーキサイト会社)は私に奨学金をくれた」というサインを持つ少女
出典:The Gleaner (Published: Friday | December 11, 2020 | 12:15 AM Janet Silvera/Senior Gleaner Writer)

5、ジャマイカの持続可能な発展に寄与するには

地域のために汗を流すフォスターさん

写真に映るフォスターさんは、コックピットカントリー境界内にあるコミュニティの住人で、一部土地を保持しています。採掘跡地を農地として再生するなど、地域のプロジェクトマネージャーのような役割を無償で20年続けるフォスターさん。土地を採掘される地域住民当事者として、ボーキサイト会社とどう関っているのか尋ねると、

「トラクターの進入を妨害する座り込みをやったっていいんだ。だけど、それでは村の人たちは助からない。もちろん環境破壊に反対する気持ちはあるけれど、自分の力ではどうにもならないこともあるだろう。だから、ボーキサイト会社と交渉し、駆け引きをして、なるべくたくさんの地域還元事業を取り付けるんだ。そうすれば村の人たちが作物や仕事を得ることができるからね。

と話してくれました。理論だけでは片付かない、賛成や反対と言い切れない現実がそこにあるのだと思います。彼はこれまで、ボーキサイト採掘跡地などで農業や養蜂などたくさんのプロジェクトを行ってきました。ボーキサイト会社に限らず、UNや行政からも環境保護プロジェクトの助成金を取り付けて事業を進めていますが、自分の肥やしにするということがありません。ジャマイカの人の分け合う精神(Share)が、ここでも輝いています。

最重要資源であるコックピットカントリーを守ることは国の資源を守ることであり、ジャマイカの未来を守ることであるのに間違いはありません。「一度壊してしまったら後戻りできない。人間が自然に生かされているということを忘れてはいけない」と考えるたくさんの住民、学者、アーティストが採掘反対の声を上げています。全くもって正しい意見であると思います。

他方、セントアンに住むことで自分自身がボーキサイト産業の恩恵を受け、フォスターさんのようにボーキサイト会社から協力を取り付けて地域振興に尽力する人たちの働きを目撃します。フォスターさんは「地域に、すごく勉強熱心で成績が良いけれど、母親がシングルマザーで進学するお金のない女の子がいた。俺はボーキサイト会社のマネージャーに電話して『なぁ、俺が自分のために物乞いしないってこと、知ってるよな。でも、俺は今あなたに心から乞う。どうか、彼女に奨学金を出してやってくれ』とお願いして、今その女の子は大学の2年生になっているんだよ。成績も良いんだ」とも話してくれました。闘い方というのは、それぞれの立場で違うのだと思います。

ジャジャの闘い方とは一体何なのか。ジャマイカの持続可能な開発のあり方をジャマイカの人たちと共に探るため、コロナの影響でなかなか動きづらいのですが、手探りでも何か始めなくてはと強く感じているところです。

最大級のリスペクトをフォスターさんに送ります!Nuff Respect!

ラスタマンの靴職人が全て手作業で製作するジャマイカサンダル

昨年CHAKA CHAKAで販売し、好評だったジャマイカらしいサンダルが、今年パワーアップして帰ってきます。 サンダルを作ってくれたのは、ジャマイカの首都キングストンにワークショップを構えるシューブランドLove Drumz Sandalz(ラブドラムズサンダルズ)の「マキ」ことMilton Bonner(ミルトン・ボナー)さん。ここでは、CHAKA CHAKAとマキさんとの出会いや、今年新たに仕入れるLove Drumz Sandalzの製品についてご紹介します!

1、キーパーソン「カブさん」

2、コロナが後押ししたフェアトレード事業

3、ラスタマンの靴職人「マキ」という人

4、ジャマイカの人たちと共に育つ仕組みを目指して

1、キーパーソン「カブさん」

美術家、プランツマン、ハーバリストであるKazuuことカブさんと、青年海外協力隊時代の配属先ワーカーたち。

マキさんとは、筆者が2019年に青年海外協力隊員としてジャマイカで活動していた時期に、同じくジャマイカで活動していた元・青年海外協力隊員の「カブさん」を通じて知り合いました。

植物を扱うアーティストであるカブさんは、現役隊員当時「花き栽培隊員」として、首都キングストン市内にある知的障がい児などが通うスペシャルスクール(日本で言う特別支援学校)のガーデン/グリーンハウスで活動されていました。

炎天下で根を詰めて働き、熱中症になるほど仕事熱心なカブさん。それまであまり手入れが行き届いていなかった学校の畑が、カブさんの働きによって素晴らしい菜園、またハーブガーデンへと変化を遂げ、その完成度の高さに誰もが驚き、感動しました。彼女の存在が受け入れ先の学校から感謝され、重宝されていたことは言うまでもありません。カブさんが去った今も、学校のワーカーによってそれらの菜園が世話されているということです。

出典:カブさんInstagram @poppysnoopy

青年海外協力隊としての活動が終了する間際の2020年3月末、筆者と共に日本へ緊急帰国を余儀なくされたカブさんでしたが、昨年冬にご自分の意志でジャマイカに戻られ、2021年4月現在もジャマイカのローカルハーブについて研究されています。

Love Drumz Sandalzのマキさんと親しいカブさんは、仕入れにあたっての交渉・調整、プロダクト開発等でご協力頂いていて大変心強い存在です!とってもユニークな活動をされているカブさんについては当ホームページの「メンバー紹介」でもご紹介しており、彼女に行ったインタビューについても「ジャジャマガジン」で近日公開予定となっていますので、そちらもお楽しみに!

カブさんと、レゲエ界の伝説的ギタリストChina Smith率いるBinghistra Movement

2、コロナが後押ししたフェアトレード事業

Mackie(マキ)ことMilton Bonnerさん。ダウンタウンに構えるワークショップにて。

ジャマイカでも日本同様、コロナウイルスの影響による経済的ダメージは凄まじいものです。筆者が帰国してすぐ、ジャマイカの友人が次々と職を失いました。ジャマイカには休業補償や失業保険、生活保護といった社会保障がほとんどありません。日本では一人10万円の給付金がありましたが、ジャマイカ政府から出された給付金は10,000ジャマイカドル、つまり7千円ほどでした。あっという間に予算に達して打ち切りとなり、筆者の周りでその給付金を手にした人は一人もいません。

もともと貯金が無いうえ、突然収入が途絶えてしまった友人たち。いたたまれずに、ごく一部の人に少額の寄付を送ったりもしましたが、いつまでも続けられることではありません。うーん、と悩んだ末「困った友達を全員助けることはできないけれど、ものづくりをしている友達から商品を買って売ることはできる!」という発想が生まれ、それがCHAKA CHAKAとして初めて取り組んだフェアトレードプロジェクトとなりました。

マキさんのサンダルと同時期に仕入れたピアス Aisha’s Inspirations[RASTA LOVE]

まず、ジュエリーデザイナーの友人からハンドメイドジュエリーを、土産物屋を営む友人からジャマイカンアクセサリーを仕入れることを決めました。二人とも観光業に携わっていましたが、観光客が来なくなって困窮していたので、小さな取引にも関わらず「心から感謝するわ。God bless you!あなたに神のご加護がありますように」と大変喜んでくれました。

さらには、カブさんのご紹介でマキさんのサンダルの取り扱いが決まり、CHAKA CHAKAオンラインストアでメイド・イン・ジャマイカ商品を販売することになったのでした。

現在もそうですが、コロナの影響で船便が使えないため、高額の航空便を利用する他なく、どうしても仕入れ原価が上がります。当時、商品によっては仕入れ値と売値がほぼ同じ(!)という、ビジネスとしては全く成り立っていない状況でしたが、それでも「ジャマイカで困っている仲間を応援したい」という思いと「コロナ渦の今こそ始めなくてはいけない」という直感から、取引を決行したのでした。

オンラインストアで地道に販売した他、レゲエのリンク(つながり)を活かした野外イベントでの出店販売も行いました。SNSを通してCHAKA CHAKAを知り商品を買ってくれた方、出店を快く承諾してくれたイベンターや店主、出店ブースに来てお買い物してくれた方、協力してくれた先輩や友人など、たくさんの方がCHAKA CHAKAをサポートして下さいました。

そのお気持ちに深く感謝すると共に、これからはよりサステナブルな事業の在り方を模索しなくてはいけないと強く感じているところです。

野外レゲエイベントYARD MAN CAMP FESTIVALに出店!マスク着用のディスタンス野外イベントは大盛況だった。2020年10月、兵庫県三田市にて

3、ラスタマンの靴職人「マキ」という人

Love Drumz Sandalzオーナー、デザイナー、職人のMilton Bonner通称「マキ」氏

マキさんが靴づくりを始めたのは2010年のことだそうです。当時市民学習室のような所でジャンベを教えていたマキさんが、友人から靴づくりを薦められたのがきっかけだったと、インタビューで話してくれました。独学から始めて、さらなる技術獲得のため職業訓練校に通うなど、切磋琢磨し自らのスキルアップに努めるマキさん。現在は首都キングストンのダウンタウンにワークショップを構え、靴の修理からオーダーメードまで、全て一人で、手作業で行ってます。

マキさんのワークショップの天井はラスタのシンボル「ダビデの星」とも呼ばれる六芒星。

マキさんのワークショップには、お客さんもそうでない人も含め、沢山の訪問客があります。筆者の取材中も、マキさんの友人やお客さんの訪問や、近所の冷やかしもあり、とても賑やかでした。なぜか分からないけどいつもいる少年の存在が「いかにもジャマイカ」な雰囲気のワークショップで、マキさんはマイペースに作業をこなしていました。

マキさんの手

マキさんのこよって長く伸ばしている髪の毛は「ドレッドロックス」と呼ばれるヘアスタイルです。レゲエの神様と崇められるボブマーリーの髪型と言ったらお分かり頂けるでしょうか。このドレッドロックスは、ジャマイカ発祥の「ラスタファリズム」通称「ラスタ」という、宗教のような「生き方」から成るものです。

宗派や個人の信条によってライフスタイルも様々ですが、広く見られる特徴としては、菜食主義で肉を食べず、西洋的な薬ではなくハーブ等の自然薬を使うなど、できるだけナチュラルな生活様式を貫きます。自然を愛し、不自然を否定し、大量消費社会に抗い、愛と平等を訴えるその強烈なスピリットは、レゲエミュージックとなって世界中に届けられ、賛同されています。

マキさんのドレッドロックスはとても長いので、作業する時はまとめている

マキさんがジャンベを教えていることについて前述しましたが、マキさんはジャマイカの伝統的な音楽を奏でるミュージシャンでもあります。マキさんはKingston Drummersというグループのリーダーで、これまで地元でも海外でもたくさんのパフォーマンスを行ってきたそうです。ガーナ、ベネズエラ、ケイマン諸島への遠征の他、2003年と2004年にはジャマイカ政府の文化所長と共にイギリスに渡り、ジャマイカの文化やドラムについて教えたと誇らしげに話してくれました。マキさんの演奏動画も公開を予定していますので、そちらも楽しみにお待ちください!

インタビュー後にジャンベを演奏してくれたマキさんとカブさん。

4、ジャマイカの人たちと共に育つ仕組みを目指して

JAMALOHA撮影風景。マキさんとカブさんもモデルになってくれました!

日本人が大好きというマキさんは、「カワイイ」「アリガト」など、日本語を少し話します。日本のみなさんに自分の製品を使ってもらえることが嬉しいと、先日のインタビューでも話してくれました。インタビュー中に、コロナが仕事に影響しているか伺うと「逆に仕事が増えてるくらいだよ!」と答えられていたマキさん。その点について、マキさんの友人であり彼のサポーターでもあるカブさんにお話を伺うと「実際は資金繰りに苦労することもあって、ビジネスが安定するまでにはまだいくつかの課題があると思う」と仰っていました。傍で見守るからこそ分かる苦労が、そこにあるのだと思います。

今年新たに仕入れたジャマイカサンダル

生まれたてのNPO法人LINK UP JAJAも「持続可能なあり方をいかに構築するか」という課題に向き合っています。ジャマイカの人たちから学び、ジャマイカの人たちと共に育ち、お互い刺激し合えるような関係を目指す「ジャジャ」の挑戦は、始まったばかりです!

左からお友達のタンカ君、カブさん、マキさん、筆者。