我らがメンバーのカブさんが横浜での展示会に参加しているとのことで、遊びに行ってきました。
場所は、横浜からみなとみらい線で一駅のところにある新高島駅。改札を抜けてエスカレーターを上がるとそれらしきポスターを発見!
受付でチケットを買って、早速中へ入ってきいきます。
今回のテーマは『アートと食と街」
「食は、他の全ての文化領域を飲み込んでしまう包容力と普遍性をもっている。」(ポスターより)
ほうほう。わかるような。わからないような。と思いつつ入ってみると色々面白そうなものを見つけました。
くるくる回るフランスパンの凹凸に合わせて、瓶に入ったLEDのライトが上下したり。本の砂糖漬けがあったり、煮られた本があったり。見ただけでは「ん?」って思ってしまいますが、解説を読んでみるとさまざまな観点から食を捉えていて、その見方がとても美しいなと思ってしまいました。
そして手が空いたカブさんのところへ!
JICAの青年海外協力隊としてジャマイカへ派遣されて、植物の専門家として派遣されていたカブさん。その頃のお話しはインタビューでたくさん伺ったので、また次回のお楽しみにしますね。
ブースにはジャマイカ料理の写真と、茶色い袋やジップロックに入った怪しい葉っぱと怪しい液体が入ったボトルがズラリ。笑
ペパーミントやバジル、ローズマリーなど聞き馴染みのあるものも日本で知られているものと、ジャマイカではまた少し違うんだそう。そんな興味深いお話しを聞きつつ、食べてみてと渡されたのが、モリンガの実。
羽付きの玉の先っちょに使われているような見た目の実の殻を歯で割るとなかから白い身がでてきます。
味がないなーと思って食べてると顔がねじ曲がるぐらいの強烈な苦味が。
カブさん勧められるままにお水を飲むと、今度はただのお水が砂糖水ぐらいに甘く感じるので、ほんとに不思議。水がなくなるとまた口の中が苦くなって、水を飲むと甘く感じるんです。
ちなみに1日3つ食べると身体にいいらしく、ジャマイカ人もよく食べるそう。私は1ヶ月に1粒でいいかな。そんな味でした。
ジャマイカにはメディシンマンという、薬草を調合する方がいて、日本でいうホームドクター的な立場のメディシンマンがどの家庭にもいるんだとか。
メディシンマンの弟子というカブさんにいくつか飲ませていただきました。
最初にいただいたのが、風邪に効くという写真一番右のmedicine. これはこの日頂いた中で断トツに不味い。身体に良さそうな味でした。高熱でも頭がシャキッとしそうです。
次が真ん中の滋養強壮によいというRoots tonic。独特な香りがとても強く警戒心MAXでしたが、酸っぱくさっぱり、さっきほど癖はありませんでした。
3つ目にいただいたのがNoni.最近は日本で売られていることもあるそうですが、私は初見でした。味はブルーチーズ。うん。
その他にも美味しいハーブティーも入れていただきました。(飲んでばっかだな。)
タルシー (ホーリーバジル)、モリンガリーフ、ペパーミントのハーブティー。
ホッとひと息つける優しいハーブティーでした。
“異文化理解”や”国際協力”と言われると堅いお話になってしまいがちですが、こういうアートや食を通して知る感じるというのは、感覚的な理解ができるのでとてもいい機会になりました!
いつもと違った視点から見られるのもまた面白いですよね。
カブさんありがとうございました。
食と現代美術vol.8は今月19日までやっています。ご興味のある方はぜひ遊びに行ってみてください!カブさんが丁寧にジャマイカハーブを解説してくれます♪