【くらべてJaJan vol.1】 マンネリご飯にかけるだけ!簡単味変ジャマイカン!

日本から遠く離れた島国ジャマイカ。

「レゲエが有名だよね。」「治安が悪そう。」「ウサイン・ボルトの母国だったような。」「そもそもどこにあったっけ?」

誰もが1度は耳にしたことはあるけど、多くの日本人にとっては一生関わることもない未知の国なのではないでしょうか。

1492年にコロンブスが発見して以来、スペイン統治時代の奴隷貿易とイギリス統治時代を経て独立した国ジャマイカは、人種と文化が入り乱れるカオスなお国。

一晩では語りつくせない、クセになるそのおもしろさを少しずつお伝えしていきたいと思います!

初回となる今回のテーマは「調味料」。日本料理に醤油が欠かせないのと同じように、ジャマイカにも国民から愛される万能調味料があります。

その名も 「スコッチボネットホットソース! 

その魅力と、いつものご飯をワンランクUPさせるジャマイカ術をご紹介します!

〈目次〉
1、くらべてみよう!醤油vsスコッチボネットホットソース
2、そもそもスコッチボネットって?
3、簡単!ジャマイカ流ちょい足し術!
4、まとめ

1、くらべてみよう!醤油vsスコッチボネットホットソース

日本代表

  • 名前:醤油
  • 見た目:濃い茶褐色が一般的
  • 価格:236円(1L)
  • :塩より味に深みがあり、大豆の香りをほのかに感じる優しい調味料。
  • 使用方法:食材に直接かける。出汁に加える。他の調味料と掛け合わせる。食材を漬けるなど使い方は無限大。
  • 特徴:日本人が生きていくには欠かせない調味料。濃口醤油から白醤油まで5つに分類されているが、全国にはご当地醤油があり、最近では「たまごかけご飯専用醤油」などその可能性は留まるところを知らない。

ジャマイカ代表

  • 名前:スコッチボネットホットソース
  • 見た目:直径2~4㎝の丸みを帯びた唐辛子黄色、オレンジ、赤色が主流
  • 価格:約300円(150ml)
  • :ハバネロと同等の辛さだが、フルーツのような甘みと香りもある。
  • 使用方法:生食。食材を漬ける。
  • 特徴:カリブ海原産の激辛唐辛子、とにかく辛い。フルーティな辛みや香りを感じる。ジャークチキンを作るには外すことができない食材。

2、そもそもスコッチボネットって何?

スコッチボネットとはカリブ海ジャマイカでは定番の唐辛子。ミニパプリカのような小さく可愛い見た目とは裏腹に、その辛さはハバネロとほぼ同じ。

実はジャマイカ人辛いものが大好きなんです!

市場には赤、オレンジ、黄色のスコッチボネットが山のように並び、彼らはミニトマトでもあるかのようにそのまま食べます。もう1度確認しておくと、日本の鷹の爪のおよそ7倍の辛さをもつスコッチボネットをダイレクトに食べます。

生は怖くて食べたことありません。だって猛烈に辛いでしょ。絶対無理。

ちなみにジャマイカのソウルフード、ジャークチキンにもたっぷりと使われています。

生のスコッチボネットをミキサーにかけたソースにチキンを漬けてから焼いたり、スコッチボネットの粉末を他のスパイスと混ぜてからまぶして焼いたり。

美味しそうだけど、初めて食べるときには勇気がいります。

そんな辛いの大好きジャマイカ人。

彼らにとってスコッチボネットソースは日本人にとっての醤油と同じ。

肉や魚はもちろん、アボカド、お豆の煮物、目玉焼きなどあらゆるものにかけます。

3、超簡単!ジャマイカ流ちょい足し術

そしてこの激辛ソース、Amazonで買えます!

153gで519円。この値段で海外気分を味わえるのであればお安いのではないでしょうか。

聞けば分かる美味しいちょい足しから、意外な組み合わせまで3つご紹介します。

ペヤングソース焼きそば + スコッチボネットホットソース

手軽さ:★   辛さ:★★★   意外性:★

(味の感想)

フルーティーな香りをふわっと感じた瞬間、一気に辛さが襲ってきます。焼きそばなのに日本じゃない!東南アジアの料理ともまた違うエスニックな焼きそばになりました。いつもの味に飽きた方はぜひチャレンジしてみてください。

*刺身 + スコッチボネットホットソース

手軽さ:★★   辛さ:★★   意外性:★★

(味の感想)

今回は、鯛のお刺身に塩、オリーブオイルとレモン汁をかけてカルパッチョ風にしてみました。

鯛の風味が負けてしまうので、ほんの数滴かけるのが丁度良さそうです!後味にピリっとした刺激とさわやかな香りでさっぱり頂けます。

*マヨネーズ + スコッチボネットホットソース

手軽さ:★   辛さ:☆   意外性:★★

(ここまで書いておいて難ですが、)実はあまり辛い食べ物が得意ではない私、このちょい足しが一番のお気に入り。スコッチボネット特有のさわやかな香りをしつつ、マヨネーズのおかげで辛味がかなり抑えられています。お子さんでも楽しめる辛さ!エスニック感もありつつ、野菜スティックにしっかり最適なちょい足しだと思います!

<番外編> *バニラアイス + スコッチボネットホットソース

手軽さ:★   辛さ:★   意外性:★★★★★

(味の感想)

意外とおいしい!って言いたくてチャレンジしたんです。塩バニラとかあるし案外いけると思ったんですけどね。溶けたアイスとスコッチボネットソースがダイレクトに喉の奥に入り込んできて、もう完全に事故でした。味は全く覚えがないです。

意外とおいしい!って言いたくてチャレンジしたんです。塩バニラとかあるし案外いけると思ったんですけどね。溶けたアイスとスコッチボネットソースがダイレクトに喉の奥に入り込んできて、もう完全に事故でした。味は全く覚えがないです。

今回ご紹介したものだけではなくミートソースやピザ、納豆や豚汁など、スコッチボネットソースのポテンシャルの高さを実感しました。

4、まとめ

唐辛子の7倍の辛さと言われると身構えてしまいますが、フルーティーな味わいの優しさも備えるスコッチボネット。いつもの料理にほんの少し足すだけで、ジャマイカンを味わえるかもしれません!ぜひ終わりの見えないコロナ禍で、晩御飯のメニューに悩んでいる方はぜひお試しください。

コロナ渦ジャマイカ日記 〜1月19日 2021年〜

Jamaica Day7/ 自主隔離 Day6

こんにちは。NPO法人LINK UP JAJA(リンコップジャジャ)代表 永村夏美の

なんちゃってジャマイカ社会学・インフラ編「水」

滞在7日目、初めての雨が降ってます。

ジャマイカで水が止まるのは日常で、干ばつやポンプの故障で数カ月間水道から水が出ないなんてこともままあります。高級住宅地でも時折水が止まり、貧しい地区にいけば水が止まる頻度が上がるし、そもそも水が来てないってこともある。

2018年ブルーマウンテンに住んでた時は2カ月間水が止まって辛かった。川でシャンプーして楽しいのは最初の2回だけでしたね。笑

今も、隣町では2カ月くらい水が止まってて大変だと友達が愚痴ってました。だから、雨はBlessings!文字通り恵の雨(そうかと思ったら大雨で洪水になったりするけども…)。

幸い、わたしが今滞在している地域はほとんど水が止まらない。この地域独自の水源をこの土地の水道局が管理しているからと聞きました。水が止まるってすんごいストレスだから、本当に有難いことです。

私はこれまでアップタウンのNew Kingston、メインストリートHalf Way Treeの外れ、ブルーマウンテンの裾などに滞在しましたが、水事情は今いる場所がダントツいけてます!うちお湯シャワー出るので病みつきよ。もう日本の銭湯なんて極楽!

ジャマイカは水道水が飲めるのですが、実はこの国の水道事業に日本が大きく関わっています。1966年の日本政府による有償資金協力では、66.44億円規模のプロジェクトが行われ、浄水施設の修復や拡張などが行われたそうな。

でも、ジャマイカという国の語源は【ザイマカ=木と水の大地】。本来ジャマイカに水は豊富にあるはずなのに、なんでそんなに水に困るのや??

これはやっぱり「お金が無いから」みたいなんですねぇ。老朽化したパイプを直すお金が無いから水がダダ漏れ。加えて貧しい人がメーターの無いところから水を盗むなどして、料金が徴収できない「無集水率」が60%くらいあったとか(日本は10%くらい)。上述したプロジェクト以後どれくらい無集水率が下がったのかは資料が見つかりませんでしたが、少しは改善されたのかな?でも、メンテナンスにもお金がかかるもんねぇ。

ところで、漏れた水、盗まれた分の水道料金は誰が負担するかというと、水道料金を払う人が負担するんです。だからジャマイカは水道代が高い。「おいおい、無茶苦茶やな!」と思うけど、ジャマイカ全土のパイプやポンプを直すための資金(つまり税収)や、それほどの莫大な借金をする体力が、ジャマイカ政府に無いのでしょう。

いくら豊かな自然から湧き水が湧いても、それが市民に届くまでにはお金がいるっちゅうことですね。やっぱり、お金。モニモニモニモーニ♪(Discoのセグメントでかかるやつ、ABBAじゃなくて、何だっけ⁈)

日本はジャマイカに様々な技術協力、資金援助をしてるので、ジャマイカマニアもしくは税金の遣い道マニアの方は、在ジャマイカ日本大使館HPで資料を見られますよ。

なんちゃってジャマイカ社会学インフラ編、次回は「電気」か「道路」です。

コロナ渦ジャマイカ日記 〜1月20日 2021年〜

Jamaica Day8/ 自主隔離 Day7

こんにちは。NPO法人LINK UP JAJA(リンコップジャジャ)代表の永村です。

今日は近所に住む女友達が食べ物を持ってきてくれました。

flashmul

ジャマイカでローカルの女友達ができるまで、実は随分時間がかかった。「つるむ女友達」という存在が出来たのは、ここ数年のことかな。

お洒落でワイルドなジャマイカの女の子たちに憧れて、ファッションや身振り、話し方を真似してみる。でも、仲良くなっていざ一緒に遊びに行くと、自分と彼女らが「同じではない」ことが分かり、距離を感じる。

「日本人=金持ちと思われて、金づるにされているだけなんじゃないか…。」

特に10代、20代前半にはそんな風に思う出来事もありました(長期滞在の外国人が通る道ではありますね)。もちろん、これでもかと愛を与えてくれるジャマイカの人達との出逢いがあったからこそ、執念の如くしつこく戻って来ているわけですが。

「同じ」であろうとする段階を超えて、自然体で相手と付き合えるようになると、結局その「違い」は気にならなくなって、むしろ「違いのアドバンテージをどんどん取っていったろう!」くらいになってくる。時にはローカルと付き合う難しさに向き合いながらも、絶対的に面白さの方が勝つから、病みつきになるんやなぁ~。

未だ時差ぼけが解消されず、夜中にパチッと目が開いては読み進めているいとうせいこうの「国境なき医師団を見に行ってみた」本に感化されすぎて、小説家気取りの文体になっていないといいのですが。すぐ寄せてしまうタチなので笑。せいこーさんがDUB歌ってるの生で観たいな!

隔離残りあと一週間、やっと折り返し地点。ジャマイカへのローヤルティ―を示すため、最後まで真面目にやるで。

コロナ渦ジャマイカ日記 〜1月22~23日 2021年〜

Jamaica Day9/Quarantine Day8

こんにちは。NPO法人LINK UP JAJA(リンコップジャジャ)代表の永村です。

ベストフレンドのAishaが買ったばかりの車を見せてくれた日の事を、昨日のことのように覚えている。

すぐ近所に住むAishaとは、地元のイベントでCHAKA CHAKAを出店した時に知り合った。そのクリケットマッチの会場で、ジュエリーデザイナーの彼女も自身のブランド「Aisha’s Inspirations」のブースを構えていた。

お互いの事を話すようになり、インデペンデントウーマンであるAishaがこれまで多くの困難を乗り越えてきたことを知ると、彼女へ尊敬の念を抱いたことはもちろん、「やっぱりジャマイカ人すげぇな。」とこの国を生きる人たちへのリスペクトがまた大きくなった。

ある日Aishaに「ちょっとうち来て~。」と言われ、その言い方がなんか意味深やなぁと思いつつ伺うと、ゲートに付いてびっくり。彼女が暮らす家の中庭に1台の車が止まっている。

「え?え?!これ?!買ったの?まじで?!ぎゃーーーー!!!」

私は絶叫しながら、そのシルバーの日本製中古車の開いていたバッグドアから車に倒れ込み、爆笑しながら泣いた。Aishaは「そんなに喜んでくれたら嬉しいわ~」と言ってケラケラ笑った。倒れた時に首を痛めてしまったのが後で分かったけど、痛いより誇らしかった。

ホテルで働きながらジュエリーデザイナーとして切磋琢磨する彼女が、「ナツミ、私な~、絶対自分の夢を諦めへんねん。まずは、お金貯めて車買うわ!」と言っていたのはほんの数カ月前。すごい、すごすぎる!なんてカッコいいいんや・・・泣(ていうかこんな物価高くて賃金安い国で、どうやってそんなお金貯めるの?)。

こういう感動があるから、ジャマイカはやめられまへん。

コロナ渦ジャマイカ日記 〜1月23日 2021年〜

Jamaica Day10/ 自主隔離 Day9

こんにちは。NPO法人LINK UP JAJA(リンコップジャジャ)代表の永村です。

ついさっき、モベイからRankin PumpkinがAfrican Symbolと息子のウーロンを連れて物々交換に来てくれました。

去年か一昨年、突如中国から現れたウーロン。中国やからってウーロンていうネーミング、雑すぎません?(と思ったら、なんと本名「烏龍」だそうです!シブい!)

ジャマイカではニックネームじゃなくて「ペットネーム」。SymbolとかPumpkinのような芸名的な呼び名だけじゃなく、例えば「フランシス」さんのあだ名が「クリスティーン」とかいうパターンも結構ある。なんでなん?て聞いても「なんでも。」みたいな感じで、理由がよぅ分からんことが多い。優子さんのあだ名がなんで千佳子さん?みたいな。笑

わたしはジャマイカではNatty(ナティー)ですが、もっとぶっ飛んだのにしても良かったな。みんなナツミの「ツ」がパトワに無いから発音できないんです。どうしてもナトゥーミとかナタリーとかなってまう。ナタリーではないしね!

Symbolは相変わらずのテンションで「ファンビリ(ファミリー)!よう帰ってきたな!」と歓迎してくれ、ポンキン姉さんは久々の再会にも関わらず「どーやって痩せたん?」とそればかり聞いていました。ウーロンは片言の英語が早口やし…

ほんま、変なファミリー。(笑)

ジャマイカ国家のモットー「Out of many, One people」は様々な人種をルーツに持つ人たちがひとつの国家を形成することから、ジャマイカの多様性を象徴しています。Pumpkinファミリーはまさにこのモットーを体現していますね!

隔離が終わったらSymbolのゲストハウスにも泊まりに行って、そちらからもレポートしますのでお楽しみに!

ONE BLOOD❤

コロナ渦ジャマイカ日記 〜1月18日 2021年〜

Jamaica Day5/ 自主隔離 Day4

こんにちは。NPO法人LINK UP JAJA(リンコップジャジャ)代表の永村です。

今回はジャマイカレポート日曜版。

今日は日曜日。国民の9割がクリスチャンのジャマイカでは、少なくない人が教会に通います。

仲良くなったジャマイカ人に「私の教会においで!」と誘われるまま、これまで色んな宗派のミサに行きました。

Baptist Church、United Church、土曜日に朝から晩までミサをするSeventh Day Adventist Churchなど、宗派によってカラーが違って面白い。教会で聞くゴスペル、いいですよ〜。

ここジャマイカでも、教会は奴隷解放運動で大きな役割を果たしたそうです。レゲエファンにはラスタファリズム(※)のイメージが強いですが、ジャマイカはキリスト教無しには語れない。

※髪を切らず手でこよって棒状にするドレッドロックスで知られる、宗教のようで宗教でない、1930年にジャマイカで生まれたムーブメント。ジャマイカの黒人奴隷解放運動と深く関係している。

日本からジャマイカへはロングフライトなので、いつも新作の映画を4~5本観るのですが、今回のフライトではデルタ航空の映画リストが10ヶ月前からほぼ更新されていませんでした。コロナにまつわる経営難でしょうか。そんな中初めて観て面白かったのが、ソウルの女王Aretha Franklin (アレサ・フランクリン)が教会でゴスペルを歌うドキュメンタリー “Amazing Grace” でした。クリスチャンじゃなくても自然と涙が溢れる素敵な映像。DVDでも観られるようなので、機会があれば是非!

コロナ渦ジャマイカ日記 〜1月15日 2021年〜

Jamaica Day3/ 自主隔離 Day2

こんにちは。NPO法人LINK UP JAJA(リンコップジャジャ)代表の永村です。

隔離中なので、友人に$3000(JDM:ジャマイカドル)渡しておつかいを頼みました。果物と野菜、米、調味料なんかを買ってきてもらうと、結局プラス$2000でトータル$5000遣いました。

最低賃金が週$7000のジャマイカで、$5000のお買い物はまぁまぁデカい!えらいお金遣ったな〜と思いきや。

日本円に換算してびっくり。そんなに高くないじゃない!ということは、ジャマイカドルの価値がまた落ちたということか…。

ググってびっくり、今1ジャマイカドルは0.7円!たった18年前、わたしが今の半分の歳だった頃は、1ジャマイカドルは2円くらいだったではないか。なんという下落のスピード・・・。

お金持ちはアメリカドルを使うから関係ないかもしれませんが、一般市民はジャマイカドルで給与が支払われるので、相当きついに違いない。だって、もしも千円が18年後に500円の価値しか持たなかったらえらいことです・・・!

国全体としては中間層が増えて、きれいなビルも増えてWiFiもあって、発展しているように見えますが、このジャマイカドルの下落が語るのは、貧しいグループの暮らしがますます厳しくなっているという事実なのではないでしょうか・・・。

 「バビロン(※)を燃やせ〜!」では済ませられない、世界全体の問題ですね。

※レゲエ用語で、旧約聖書の「バビロニア捕囚」という出来事に起因した「権力」「搾取する者」という意味。

バナナのような果物はプランテーンと言って茹でたり揚げたりして食べる。

コロナ渦ジャマイカ日記 ~1月12日 2021年~

こんにちは。NPO法人LINK UP JAJA(リンコップジャジャ)代表の永村です。

今回わたしが出国したのは、関東の一都三県に緊急事態宣言が出され、関西にもいよいよ宣言が出されるという頃でした。「こんな時に本当にジャマイカに行くの?!」という、驚きと半分呆れのような質問を幾度となくされました。「とにかく、気を付けてね…!」という温かい言葉と共に。

確かに、現在外務省はジャマイカへの渡航を「感染症危険情報 レベル3」の渡航中止勧告を出しているのですから、「今行かないでください」と国が言っているのに危険を冒してわざわざ行くということになります。

なんで今行くの?の理由は以下です。

①NPO法人LINK UP JAJA立ち上げに伴い、プロジェクトを開始したい

②いつ状況が好転するか全く読めないので、いつまで待てばいいのか分からない

例えば、「来年は状況が好転すればいいな」と思いますが、そのような保証はどこにもなく、むしろ来年よりも今の方が動きやすい可能性だってあるのです。

動ける時に動くのがモットー!とりあえず飛んでみて動いてみます!

飛行機の待ち時間がありすぎて暇なので、今回のジャマイカ渡航をまとめてみました。海外渡航をご検討の方は参考にしてください。

●航空券は意外と安かった!

燃料代等全て込みで3か月のFixチケットで15万円でお釣りが来た。

●自分でチケットを取るのではなく、10代の頃からお世話になっている旅行会社に頼んで正解だった!

コロナの影響で便の変更がこれまでに4回あり、その度にフォローアップしてくれ、トラブルの際は航空会社と直接交渉してくれるなど、手厚いサポートが受けられた。大阪・本町にある海鴎(かいおう)トラベルさん、本当にありがとうございます!

●海外旅行保険料が普段より高かった気がする!

コロナの影響で、いつも使っているAIG損保は保険料が高い救援費上限なしのプラン(※)しか無かった。3か月で8万円超え! 2018年は半年で10万円くらいだったかな。

※救命救急活動は医療費が数千万円を超えることはざらだそうです。私はジャマイカ長期滞在の際ほぼ毎回保険のお世話になっているので必ず加入しています。

●空港内、機内はスーパー快適だった!

人がまばらなので待ち時間無し、機内も3列シート独り占めで横になって眠れました。こんなの初めて!

●観光ビザ取得は前倒しでやって正解だった!

日本人がジャマイカに1か月以上滞在する場合観光ビザの取得が必要となる。通常手続きに3週間ほどかかるが、お正月を挟むこと、コロナの影響を考慮して1か月半前から手続きし、結局ビザが手元に届いたのは年明けだった。ほっ。

●陰性証明書はアメリカでは一度も提示を求められなかった!

26,000円自腹切って出した陰性証明書は今のところ全く提示を求められていません。ジャマイカではどうでしょう…。

●乗り継ぎが悪かった!

コロナの影響で減便しているので乗り継ぎが悪く、待ち時間が長いです。アトランタでは18時間滞在。まぁ悪くないランクのホテルでくつろいでいます。

●やっぱり荷物は減らなかった!

これは個人の問題ですが、今回こそ荷物は最小限で思ったのに結局持ち込み無料MAXの23Kgのスーツケースが2つと35ℓの登山バッグがパンパン。昔は35㎏までタダだったのにね。

ちなみに今回、Fixチケットとは別取りのANAで伊丹から羽田に行きましたが、国内便の預け荷物20㎏超過分の追加料金はおまけしてくれました(乗る人が少ないから?)。ラッキー!以上、アトランタからお伝えしました。

JAJA代表 永村